福祉タクシーを選択の一つに
加齢や障害をきっかけに今まで出来ていたことを行うことが難しくなってきたと感じられる方も少なくありません。
病気やケガをきっかけに入院し筋力低下から今までのように歩けなくなったり、階段を上り下りすることができなくなることもあります。
そんな時はリハビリをして機能を回復してから退院したいと思われる方が殆どだと思います。
しかし、リハビリの必要性については、医師が決定するものになりますので、自分がどんなに必要だと感じていても許可がでないことはあります。
それは脳卒中や骨折など、急な病気やケガを発症した急性期の患者さんを優先的にリハビリの対象とするからです。
よって、リハビリの許可がでなかった場合、機能が低下したまま自宅に戻ることになります。
自宅に戻ると嫌でも今までと同じ生活が始まります。掃除、洗濯、食事の準備などです。
住み慣れた家の中であれば、ある程度の家事をこなすことは可能ですが、やはり一番心配になるのが買い物などの外出だとお話しされる方がいます。
手軽に利用できるのは一般のタクシーでしょうが、タクシー運転手は原則、お客さまに触れることはできません。
時折、タクシー会社の口コミに杖をついた高齢の方に介助の手を差し伸べないとは何ぞやというお怒りの口コミを目にしますが、タクシー会社のルールとして存在しているところが多いです。
それは何故か、一般のタクシードライバーは運転のプロであり、介助のプロではないからです。
そんな時、安心して利用できるのが福祉タクシーです。
介護に関する何らかの資格があり、安心して任せることができます。
歩行が不安定な状態で、一人で車に乗り込むのは不安だと思います。
そのような不安を解消してくれるのが福祉タクシーです。
認知度はまだまだ低いですが、そういったお困りごと、不安を抱えた皆さまを支えられるよう努めていきます。